【購入場所】パーツクラブ
【商品番号】EU-02278-BR
クラシカルな印象の赤が特徴のカラーパール。赤というよりは紅といった表現がしっくりきそうな優雅な発色、パールならではのつやりとした質感があいまって、特別なお出かけシーンに似合いそうなビーズです。
タイトルは「ソワレの赤」と名付けてみました。ソワレとは、バレエやミュージカルなど劇場で行われる催しの「夜公演」を指す際に使用される言葉です。(ちなみに反対語は「マチネ」で、こちらは昼公演を指します。)この深い深い赤に似合う場を考えたときに、夜の劇場が思い浮かびました。非日常の時間を彩るにふさわしい、シックな彩りをまとったパールです。
みなさんの中で、舞台やミュージカルがお好きな方はいらっしゃいますか?わたしは見たい気持ちがありつつ実際に見た経験が少ない観劇ビギナーなのですが、それでもひとつひとつの舞台の感動は強く覚えています。劇場の灯りが落ち、これからどんな物語が始まるのだろう?というわくわくを感じる瞬間は、何物にも代えられません。
そんな特別なひとときを、一緒に重ねていけるアクセサリーがあったらすごく素敵だろうなという、わたし自身の思いも込められたタイトルです。
【購入場所】パーツクラブ
【商品番号】#4320 184C
夫の「なんかコナンに出てきそうだね…」という言葉からひらめきをもらった、ブラックダイヤのような重厚な存在感をもつこちらのクリスタルパーツ。宝石好きの怪盗に見つけられたら真っ先に標的にされてしまいそうな、ずっしりと高級感あふれる一粒です。色合いもすごく絶妙で、黒に限りなく近い色味でありながら、真っ黒では起こりえない繊細な光の反射が楽しめるダークグレーとなっています。暗闇の気配を感じさせながらも、光の美しさもしっかりと楽しめる、その対比がたまらなく美しい一粒です。
この輝きを見ていると、暗闇と一緒にあるからこそ感じることができる輝きは確かにあるのだな、と思います。闇と光、言葉では対極にあるはずのものが、この一粒のなかでは仲良く寄り添うように存在する姿に、わたしは何度見ても強く心を奪われます。明るくまぶしい輝きを放つビーズとはまた違う、奥深く大人の魅力を楽しむことができるビーズです。
【購入場所】パーツクラブ
【商品番号】#DP-00695-14
海の底を連想させる深く濃い青が印象的なガラスビーズ。よく見ると青のほかにも緑や黄色など多彩な光の遊びがちらちら見え、神秘的な雰囲気を感じさせるビーズです。
実はこちらのホームページを更新するときによく聴くBGMがあるのですが、このビーズのイメージはそのうちの一曲からひらめきをいただいています。「人魚と巡る深海探検」をテーマにしたオリジナルのピアノ音楽を楽しめるBGMなのですが、ピアノが美しいことはもちろん、リアルな水の音も入っていて、本当に海の中で人魚と水底を旅している気分に浸れてしまうBGMです。案内役の人魚は過去に人間との行き違いで悲しい経験をしたことがある、という設定のようで、音楽も美しさがありながらほんの少し悲しさを感じるメロディーになっています。明るいだけではない憂いを帯びた雰囲気が、この深みのある色合いのビーズと重なり合う気がします。ガラスビーズならではのきらきらとしたカットも、水面のきらめきをそのまま再現したかのようです。
わたしたちが普段海と聞いてイメージするような、広々と青い海とは一味違う風景を映し出したビーズです。水底を漂うマーメイドの姿や、奥深くミステリアスな海の世界を想像しながらぜひお楽しみください。
【購入場所】パーツクラブ
【商品番号】#5810 132P
おとぎ話「シンデレラ」の舞踏会シーンで登場したドレスの色にちなんで、このパールのような淡く明るいトーンの水色を「シンデレラブルー」と呼ぶそうです。このパールを見た瞬間、シンデレラが美しく変身して舞踏会に向かうシーンを思い出しました。憧れの舞踏会に行くことができるという喜びと、やっと自分自身の運命が動き始めたようなわくわく感、王子との出会いを夢見る気持ちなどなど、彼女の心にわきあがる嬉しさの全てを映し出したような、この物語を象徴するような色だと思います。
ちなみに、なぜ魔法使いが用意したドレスが「ブルー」だったのかというと、結婚式でのおまじない「サムシングブルー」(何か青いものを身に着けた花嫁は幸せになれる)というジンクスに由来しているとの説もあるとか。一度は王子とやむ得ず離れ離れになってしまうシンデレラですが、運命の出会いの場でこのドレスを身に着けたときから、すでに幸せな未来は暗示されていたのかもと感じます。
こちらはおなじ「夢見るシンデレラブルー」という作品タイトルで、アクセサリー販売も行っておりました。ありがたいことに沢山の方にお迎えもいただき、私も作り手として身に着ける方の幸せを願いながらお届けさせていただいた作品です。自分だけの物語を生きる全ての人の幸運を願う、祈りを込めたカラーパールです。
【購入場所】パーツクラブ
【商品番号】#5328 173N
真夏に見る夕焼けのような、オレンジがかった鮮やかな赤が印象的なクリスタルビーズ。このビーズを目にしたとき、熱い夏の空気と、空一面真っ赤な夕焼けを思い出しました。夏の夕焼けは他の季節に比べてドラマティックな色彩のものが多い気がして、私は春夏秋冬のなかでもいちばん、この季節の夕焼けが好きです。入道雲とのコントラストもはっきり強く、夏の太陽を背後に抑え込んだかのような、激しさを感じさせる真っ赤な空に心を動かされます。春や秋の夕焼けは、ピンクやオレンジなど穏やかな色彩のものが多い気がして、それはそれで癒されるのですが、夏の夕焼けの劇場的な魅力には及ばない気がします。あの赤を前にすると自分の悩みが小さなことのような気がして、きっと自然が見せる圧倒的な景色は、人の心を軽くする何かがあるのだと感じずにはいられません。
目にする人の心を深く、強く虜にする可能性を秘めてかがやく、夕焼け色のビーズです。空の色を閉じ込めたビーズだと思うと、なんだかこの一粒がもっと特別なものに思えてきませんか。貴方の記憶の中にある夏空を重ねながら取っていただきたいビーズです。
【購入場所】パーツクラブ
【商品番号】CF-18304(ボヘミアンビーズ特小)
星屑のような細やかな輝きを宿した、約1ミリほどのゴールドビーズ。1ミリというのは本当に小さな大きさで、作業台以外の場所へ落としてしまうと見つけるのが困難なほどです。
わたしはこちらのビーズを見たとき、この小ささだからこそできることがあるな、と感じました。存在感たっぷりの他のビーズと組み合わせたとき、その雰囲気を邪魔せずに、静かに輝きだけを添えてくれるので、私の制作するアクセサリー作品にはなくてはならない存在でした。一粒一粒は控えめでも、たとえばこのゴールドビーズだけを贅沢に沢山使用すると、細やかな輝きが大集合して、独特の存在感を発揮するのも他には変えられない魅力でした。
こんな特徴を踏まえて、写真のタイトルは何がいいかと考えたとき、六等星という言葉が思い浮かびました。星は一等~六等の等級に分かれていて、一等星が最も明るく、六等星は肉眼で確認できるぎりぎりの明るさをもつ星だそうです。夜空を見上げると、ついつい明るさが際立つ一等星ばかりに目が行ってしまいますが、ほのかに光る六等星が適度にあるおかげで、夜空を疲れずに見続けることができるように思います。星がすべて一等星だったら、なんだか一面ギラギラしていて、豪華ではあるけれど星を見る時間が癒しにはならなそうだなあ、なんて思ってしまいます。
ともすれば見過ごされてしまいそうな、小さくささやかな存在であるからできること。そんな大事なことを、その存在をもって教えてくれたビーズです。